2007年7月16日月曜日10時13分，新潟県中越沖地震が発生しました．震源は，新潟県上中越沖(新潟市の南西約60km)で，震源の深さは約17km，地震の規模はマグニチュード6.8と発表されている．最大震度は，新潟県長岡市(小国町)・柏崎市(西山町)・刈羽村，長野県飯綱町(三水村)で震度6強を観測し，震源地から南東に約20km離れた，私の勤務する長岡技術科学大学周辺では，平成16年新潟県中越地震ほどの強い揺れは感じませんでした．大学の研究室・実験室では落下物もさほどなく，軽微な被害でした．前回の新潟県中越地震では，部屋には足の踏み場もないほど落下物が散乱して，電気・ガス・水道すべて止まり途方に暮れましたが，これを教訓に，転倒防止等の地震対策を取っていたことが有効だったと思われます．地元の利を生かし，調査を行った記録をここに記しておきます．