2007/7/16 の調査 (16th July, 2007 Investigation)
はじめに
中越沖地震が発生し,実験中の装置が,震動による異常値で緊急停止していたものの,被害は軽微であり,胸をなで下ろした.その後すぐ,学会から調査団結成の要請があり,被害が大きいと報じられている柏崎に向かいました.通常なら30分ほどで着く距離ですが,地震の被害による渋滞で,到着までに2時間以上かかりました.また,柏崎の町中も混乱し,ひどい渋滞で調査は思うように進みませんでした.夜9時頃,柏崎をあとにしましたが,倒壊した民家や停電で真っ暗な町を見て,あらためて地震による被害の大きさを感じました.
長岡から柏崎へ(県道23号)
- 国道8号で長岡から柏崎に向かいましたが,長岡市大積の崩壊で国道8号が通行止めで迂回させられ,県道23号柏崎高浜堀之内線に入りました.柏崎に近づくにつれ,表層崩壊もみられ,地震被害が現れてきました.
- 道路も波うっています.このためか,すごい渋滞で進みません.
- 柏崎市西山町坂田の被害です.ブロック塀が倒れています.
- 道路の亀裂,石積みの崩壊です.今回の地震では,このような石積みやブロック塀が軒並みに倒れており,耐震性の無さが露呈している.鉄筋による補強はもちろんのこと,地盤としっかり固定させておく必要もあろう.
- 道路が陥没しています.埋戻土と思われます.
- マンホールは隆起しています.
柏崎市内
- JR越後線の刈羽村滝谷(国道116号滝谷交差点)周辺です.線路が曲がっています.
- この周辺の住宅地に入ってきました.多くの家屋が被害を受けていました.
- 国道116号刈羽村上高町交差点です.道路の段差に対し,すでに復旧が行われています.
- 国道8号柏崎市土合周辺で見られた液状化跡です.
- 鯖石川へと合流する別山川沿い(合流点付近)です.
- かなりの量の砂が吹き出したと思われます.
- 電柱が倒れています.ここでも液状化したようです.
- 国道8号柏崎市山本にある豊田橋の段差です.
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