地下鉄シールド現場見学(平成17年9月)

土木学会全国大会の折に地下鉄シールドの現場見学をさせて頂きました.
現場では掘進作業と共にセグメント組み立てを見ることができ,とても有意義な見学会となりました.

シールドマシーンの後端付近の写真

phot1.JPG
ここでは,組み立てられる前のセグメント,エレクター,真円保持装置,その先にシールドジャッキを見ることが出来ます.この現場はトンネルの外径が約10mという大断面の複線シールドであることから,セグメントも非常に大きなものとなっています.

(このセグメントはRCセグメントといわれるもので,リング間・ピース間ともに人力によりボルト締結され,一つのリングを形成するタイプのものでした.)

エレクターによるセグメント組み立ての様子

phot2.JPG
エレクターを慎重に操作しながら前のリングとの位置を調節し,組み立てを行います.
(セグメントを組み立てる段階で一時的にシールドジャッキは写真奥行き側に引かれた状態になり,その隙間で組み立てを行うことになります.)

シールドジャッキの写真

phot3.JPG
シールドマシーンは,このようなジャッキをセグメントに押し当てて反力をとり,前進して行きます.1リング分の掘削を終える度にセグメントを組み立て,前進して行きます.
ちょうど写真の左半分がシールドマシーン(スキンプレート部分)で,右半分がセグメントになっています.

シールド切羽付近の写真

phot3.JPG
写真中心に見られるのが『マンロック』といわれる設備です.
切羽で作業を行う必要がある場合には,この部屋で圧力を調節し,チャンバー内に入ることが出来ます.  

エレクターの写真

phot5.JPG
360°全てをカバーできます.写真は天端から90度(側壁)の組み立てを行う様子です.

セグメントの写真

phot6.JPG
ボルト孔と止水シールが見られます.

切羽から少し手前に移動した後方設備の写真

phot7.JPG
シールド掘進にまつわる設備や制御室は,写真のようなレールに乗り,シールドの掘削に合わせて前進して行きます.また,セグメントなどもこのレールにより発進縦坑から運ばれてきます.

泥水処理プラントの一部

phot13.JPG
処理された泥水の一部は,縦坑の埋め戻しなどに再利用されるそうです.また,これら泥水処理プラントは全て将来の駅部などの地下に設置されています.

将来の駅部から地上を見上げた写真

phot14.JPG
道路上に見ることの出来るプレハブの地下はこのようになっています.


添付ファイル: filephot6.JPG 1635件 [詳細] filephot3.JPG 1777件 [詳細] filephot14.JPG 1641件 [詳細] filephot2.JPG 1542件 [詳細] filephot1.JPG 1598件 [詳細] filephot4.JPG 702件 [詳細] filephot5.JPG 1640件 [詳細] filephot7.JPG 1649件 [詳細] filephot13.JPG 1542件 [詳細]

トップ   編集 凍結 添付 名前変更   新規 一覧   最終更新のRSS