T1-G.P.開催(平成22年12月)
./?T1-G.P.%E9%96%8B%E5%82%AC%EF%BC%88%E5%B9%B3%E6%88%9022%E5%B9%B412%E6%9C%88%EF%BC%89T1-G.P.開催(平成22年12月)†
12月6日に仮配属B3のテーマセミナーの一環として第2回ソイルタワーグランプリ(通称:T1-G.P.)が開催されました.
大会ルールにつきましてはこちらを参照してください.B3ソイルタワー(予告編)(平成22年11月)
負けたチームにはその日の打ち上げの準備,監督者であるM1には実験室の排水溝のヘドロ掃除の仕事が課せられます.
M1とB3の土へ思いを込めたタワー作りが今,始まる.
各チームのオーダー編†
今回の大会で使用する試料は1週間前に実験室で公表されました.
配合は下記の表の粘土,砂,礫からそれぞれ1種類を必ず使用し(粘土は上限50gまで),お好みで特殊土を選び合計300gになるようにオーダーを考えるというものでした.各チーム,監督者であるM1との相談やネット検索での結果を基にオーダー表を完成させたようです.
粘土 | MCクレイ | 関東ローム | まさ土 |
砂 | ケイ砂 | サンゴ砂 | 小名浜砂 |
礫 | Fresh Sand | 軽石 | 砕石 |
特殊土 | ピートモス | 黒土 |
下記の表は各チームのオーダですが,特筆すべきはブラウンGP・ネギポンのピートモス120g,それに加え唯一サンゴ砂を選択したという点でしょう.
予想通りヘドロ掃除への道まっしぐらなのか?はたまたキセキの大逆転が待っているのか?非常に楽しみ展開が予想されます.
その他はMCクレイと関東ロームの違いや特殊土の使用がどのように効いてくるのかといったところでしょうか.
ちなみに,当日発表されるシークレット材料も必ず使用しなければなりません.
チーム名 | 粘土 | 砂 | 礫 | 特殊土 |
BMWザウバー・マツオ | MCクレイ(50g) | 小名浜砂(180g) | Fresh Sand(20g) | ピートモス(50g) |
INGルノー・ヒロポン | 関東ローム(50g) | 小名浜砂(180g) | Fresh Sand(20g) | 黒土(50g) |
レッドブル・ギャンブラー | MCクレイ(50g) | 小名浜砂(130g) | 軽石(60g) | 黒土(60g) |
ブラウンGP・ネギポン | MCクレイ(50g) | サンゴ砂(80g) | Fresh Sand(50g) | ピートモス(120g) |
供試体作製編†
12月6日の14:40分から戦いの火蓋が切って落とされる!!!予定でしたが,INGルノー・ヒロポンの留学生2人が集合時間を勘違いするという事態により30分遅れのスタートとなりました.
大会運営者から供試体作製に関する注意事項がアナウンスされ,その後,今回使用するシークレット材料である「モール」がお披露目されました.
だだし,監督者であるM1は口出し厳禁であったため使用方法はB3に委ねられます.果たしてどう使う?
15:10分,いよいよソイルタワーグランプリの開幕です.各チーム運営者の合図と共に作業に取り掛かりました。
各チームまずは試料や道具が入っている箱を開けてオーダーした試料の確認を行いました.
B3達は試料が湿った状態である場合もあると想定していたようですが,小名浜砂とサンゴ砂の水の浸り具合に驚きを隠せていないようでした.
また,ピートモスは思ったより多く出てきたようで,ピートモス120gを選択したブラウンGP・ネギポンの作業バットはとても笑える状態でした.
ピートモスとサンゴ砂のコラボレーションの見た目は夜空に瞬く星のように綺麗な試料でしたが,強度的にはかなり軟弱だったようで,突き固めの光景は悲惨なものでした.
留学生コンビのINGルノー・ヒロポンは大きな体から生み出されるパワーを存分に突き棒に伝達し突き固めておりました.その突き固めている音は凄まじいもので
まるで金属でも入っているかのような音でした.突き固めの状態からすでに突出している感じでした.
BMWザウバー・マツオとレッドブル・ギャンブラーは含水比調整を失敗したのか突いても突いてもなかなか締め固まらず,かなり苦戦しているようでした.
また,制限時間も迫っており焦りながら作業していたように見えました.
そして作業開始からの1時間後,各チームとも制限時間,供試体高さともにクリアし無事完成を迎えました.
供試体作製の様子†
プレゼン編†
供試体作製が終わったら,次はプレゼンです.何をコンンセプトに作ったのか?工夫した点はどこかなど各チーム5分で発表してもらいます.
なお,プレゼンの順番はじゃんけんでクジを引く順番を決め,出た数字がプレゼンと載荷する順番となります.
クジの結果は,一番手レッドブル・ギャンブラー,二番手BMWザウバー・マツオ,三番手ブラウンGP・ネギポン,そしてトリはINGルノー・ヒロポンとなりました.
なお,この順番決めは実は非常に重要なポイントでもあります.
一番手であるレッドブル・ギャンブラーのプレゼンは「キャッピング」や「粒径加積曲線」などの用語を含めた学術的なプレゼンでした.
また画用紙に描いた絵も非常に見やすく,かつ理解し易かったと思います.
二番手であるBMWザウバー・マツオは供試体作製のコンセプトよりも「土」そのものの大切さを訴えた紙芝居で勝負してきました.
内容もさることながら,普段のキャラを捨てて演じたB3の姿が美しかったと思います.
三番手であるブラウンGP・ネギポンは某国民的アニメ「ア○パンマン」ならぬ「胡麻パンマン」と称する供試体でプレゼンしてきました.
コンセプトはイマイチよく分かりませんでしたが,大変面白かったと思います.
そしてトリのINGルノー・ヒロポンは留学生らしいタイトルを引っさげプレゼンを行ってくれました.オール日本語で非常によくがんばって作ったという印象を受けました.
プレゼンの様子†
載荷編†
いよいよメインイベントの載荷です.いくらプレゼンが素晴らしくても載荷で負けてはお話になりません.載荷方法は作製した供試体を一軸圧縮試験機に載せて各チームが手動で載荷するという方法です.
一番手であるレッドブル・ギャンブラーは,供試体端面を黒土でキャッピングして強度を出す作戦のようでしたが,
あまりにも含水比が大きかった為かあまり意味を成していないようでした.また,シークレット材料であるモールは
供試体の上部と下部に巻きつけるようにし,補強を図っているようでした.
しかし強度に反映させることができなかったようで耐荷重は4.1kgという結果に終わりました.
二番手BMWザウバー・マツオは,終始慎重に載荷しておりました.試料作製中の不安はどこへ消えたのか,
順調に耐荷重を伸ばし結果は10.6kgとなりました.
三番手ブラウンGP・ネギポンは,供試体の完成度からゆっくり載荷しては強度が出ないと踏んだのかイチかバチかの超高速載荷で勝負をかけてきました.
全速力で回すB3の佐々木君,値を読む大会運営者の須佐見さん.皆が注目いたしました.
値は急上昇しまさかの耐荷重7.3kgを記録いたしました.この瞬間ネギポンの最下位は無くなり皆がどよめきました.
トリはINGルノー・ヒロポンです.供試体の出来栄えから一番であろうと予想がつきました.載荷を開始すると一瞬で他のチームの記録を抜き去り,驚きの54.7kgという値を叩き出しました.留学生パワー恐るべしです.
載荷の様子†
最終結果†
チーム名 | 試料重量(g) | 載荷重量(kg) | ST値 | プレゼン | 合計 | 順位 |
BMWザウバー・マツオ | 208.8 | 10.6 | 40 | 41 | 81 | 2 |
INGルノー・ヒロポン | 243.5 | 54.7 | 50 | 33 | 83 | 1 |
レッドブル・ギャンブラー | 240.4 | 4.1 | 20 | 41 | 61 | 4 |
ブラウンGP・ネギポン | 180.6 | 7.3 | 30 | 42 | 72 | 3 |
最終結果は上記のようになりました.ST値とは耐荷重が上位のチームから順に50,40,30,20点が与えられるものです.
また,プレゼンは先生方が各チームの独創性,芸術性を加味して採点しました.
ST値とプレゼンを合計した結果INGルノー・ヒロポンが1位に輝きました.おめでとう.
これだけでも日本へ来た甲斐があったと思いますよ.
そして最下位はまさかのレッドブル・ギャンブラーとなり,買出し&ヘドロ掃除が決定しました.
今大会を通じてソイルタワーは構成材料や締め固め方法もさることながら載荷の順番でも勝負が変わってしまうと感じました.予想に反して最下位を脱したブラウンGP・ネギポンは超高速載荷によって番狂わせの値を叩き出しました.
レッドブル・ギャンブラーも超高速載荷をしていれば勝っていたかもしれません.
それだけに載荷スピードの駆け引きが重要になるので載荷順番も軽視してはならない事項であると思います.
来年は第3回大会の予定です!!!やるのかなっ??
結果発表の様子†
添付ファイル: S57.jpg 562件 [詳細] S467.jpg 565件 [詳細] S444.jpg 632件 [詳細] S59.jpg 564件 [詳細] S79.jpg 579件 [詳細] S436.jpg 555件 [詳細] S92.jpg 572件 [詳細] S62.jpg 601件 [詳細] S447.jpg 613件 [詳細] S56.jpg 617件 [詳細] S64.jpg 579件 [詳細] S470.jpg 538件 [詳細] S53.jpg 563件 [詳細] S49.jpg 595件 [詳細] S424.jpg 529件 [詳細] S474.jpg 665件 [詳細] S219.jpg 538件 [詳細] S422.jpg 651件 [詳細] S106.jpg 639件 [詳細] S115.jpg 538件 [詳細] S149.jpg 587件 [詳細] S150.jpg 551件 [詳細] S178.jpg 551件 [詳細] S11.jpg 605件 [詳細] S350.jpg 561件 [詳細] S345.jpg 545件 [詳細] S123.jpg 549件 [詳細] S191.jpg 545件 [詳細] S196.jpg 582件 [詳細] S165.jpg 562件 [詳細] S348.jpg 538件 [詳細] S161.jpg 511件 [詳細] S167.jpg 542件 [詳細] S146.jpg 575件 [詳細] S125.jpg 601件 [詳細] S377.jpg 568件 [詳細] S189.jpg 543件 [詳細] S29.jpg 658件 [詳細] S2.jpg 583件 [詳細] S173.jpg 506件 [詳細] S187.jpg 547件 [詳細] S365.jpg 525件 [詳細] S216.jpg 572件 [詳細] S142.jpg 570件 [詳細] S179.jpg 571件 [詳細] S156.jpg 575件 [詳細] S31.jpg 555件 [詳細] S195.jpg 589件 [詳細] S182.jpg 529件 [詳細] S114.jpg 506件 [詳細] S131.jpg 614件 [詳細] S40.jpg 570件 [詳細] S133.jpg 547件 [詳細] S35.jpg 625件 [詳細] S362.jpg 604件 [詳細] S185.jpg 583件 [詳細] S151.jpg 541件 [詳細] S423.jpg 631件 [詳細] S197.jpg 552件 [詳細] S363.jpg 536件 [詳細] S419.jpg 607件 [詳細] S140.jpg 557件 [詳細] S360.jpg 538件 [詳細] S1.jpg 625件 [詳細] S129.jpg 562件 [詳細] S27.jpg 610件 [詳細] S207.jpg 524件 [詳細] S384.jpg 542件 [詳細]