演算子(代入)
算術演算子と変数やセルへの値の代入
- 算術演算子は加減乗算を行うもので,ExcelVBAでは以下の演算子が用意されている
演算子 | 機能 | 使用例 | 実行結果 |
+ | 足し算 | 5 + 2 | 7 |
- | 引き算 | 5 - 2 | 3 |
* | 掛け算 | 5 * 2 | 10 |
/ | 割り算 | 5 / 2 | 2.5 |
\ | 商 | 5 \ 2 | 2 |
Mod | 剰余 | 5 Mod 2 | 1 |
^ | べき乗 | 5 ^ 2 | 25 |
- セルに値や演算結果を代入する時は以下のように記述する
- 変数aに0を代入するとき
- a = 0
- ※ = は数学の等号の意味ではなく代入するときの演算子で,代入は必ず = の右から左へ行われる
- セルA5へ変数aに1を足したものを代入するとき
- Range("A5") = a + 1 または Cells(5, 1).Value = a + 1
- ※RangeプロパティとCellsプロパティでは行と列の記述(順番)が逆になるので注意
- ※CellsプロパティとRangeプロパティの使い方はセルの選択を参照
- セルB8の値を10倍したものを変数xへ代入するとき
- x = Range("B8") * 10 または x = Cells(8, 2).Value * 10
- 整数型の変数から浮動小数点数型の変数に値を代入すると,小数点以下の値が失われるので型が違う変数どうしの代入では注意が必要
- セルの値を扱うときに,指定したセルが存在しない場合はエラーになる(逆にエラーが出た場合,以下のついてチェックを行うとよい)
- セルA1000000と指定した場合やCells(0, -1).Valueとした場合が該当する
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