セルの選択
RangeプロパティとCellseプロパティを使ってセルを選択する
セルの範囲を指定したり,セル(単体)を指定して値の入出力を行う時は,RangeプロパティとCellsプロパティを使います
- 1つのセルを選択して値を読み出す(または書き込む)時は,RangeプロパティとCellsプロパティのどちらを
使っても行う事ができる
- 使用例1: セルA2に0を書き込む
- Range("A2") = 0 または Cells(2, 1).Value = 0
- 使用例2: セルA2から変数aに値を代入する
- a =Range("A2") または a = Cells(2, 1).Value
- ※RangeプロパティとCellsプロパティでは行と列の記述(順番)が逆になるので注意
- 行番号を変数で与えてセルを選択することもできるので,for文と組み合わせて複数行に対して逐次処理することもできる
- 使用例: A列のi行目のセルに0を書き込む
- Range("A" & i) = 0 または Cells(i, 1).Value = 0
- 列番号を変数で与えてセルを選択することはCellsプロパティしか出来ない
- 使用例: i行j列のセルに0を書き込む
- Cells(i, j).Value = 0
- 範囲を指定して複数のセルを選択することはRangeプロパティにしか出来ない
- 使用例: セルA2からセルB5のデータを削除する
- Range("A2:B5").ClearContents
- 使用例: A列のi行目のセルからB列j行目のセルを選択してセル(そのもの)を削除する
- Range("A" & i & ":B" & j).Delete
- ※セルの選択は,指定した2つのセルに囲まれた矩形に対して行われる
- RengeプロパティとCellsプロパティを組み合わせると,変数を使って範囲指定を行える
- 使用例: i行j列のセルとk行l列のセルに囲まれた範囲のデータを削除する
- Range(Cells(i, j), Cells(k, l)).ClearContents
- ※この場合の2つのセルの区切り記号は“:”(半角コロン)ではなく“,”(半角カンマ)を使う
トップページに戻る