三軸ダービー結果報告(平成22年3月)
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本研究室では,三軸圧縮試験装置の使用方法をマスターするために,修士1年次に厳しい特訓が行われております.一般的な試験装置とは異なり,飽和化に二重負圧法,体積変化(排水量)にはGAPセンサーを用いていること,不飽和土を対象とする場合に脱水過程があること等,複雑なシステムとなっています.これらは基本的に,中空ねじりせん断試験装置用に設計した制御盤の中にパッケージングされており,三軸試験装置にそのまま転用する形(セル圧内側を使用しない)となります.つまり,この経路システムを学習することにより,三軸や中空を制御することができるようになります.
試験装置の使用方法を理解するために,試験装置の経路図をCADで製図してもらい,その図面を基に,大会主催者側から提示される設問に1つ1つ回答し,回答に要した時間を競います.大会要領と結果は下記の通りとなります.どのM1がチャンピョンに輝くのか楽しみですね.
三軸ダービー TRC2010 Regulation†
- 三軸ダービー(Triaxial shear test Rally Chanmpionship),略してTRC
- Special Stage(試験問題)は全部で11
- Rally machine(試験装置)は標準型の三軸圧縮試験機を使用
- 各DriverはCADを用いてNavi map(経路図)を作成
- 各Stageは24時間以内に通過しなければならない
- 各Stageにゴールした時間を競う(1位:5pt. 2位:4pt. 3位:3pt. 4位:2pt. 5位:1pt.)
- 24時間以内にゴールできない場合は,獲得ポイントから1pt.減点
- ゴール時間(不明)を明記していない場合は0pt.
Point Standings†
- 全ドライバーともに全てのSSを走りきりました.
- ポイント取得表を見ると一部でクラッシュによる失格で0pt.になっている所が目立ちます.CADで作図した図面を見直すとともに,設問で必要となる知識を参考文献から読み取る力が必要になりますね.
- カーナンバー#5の車両が後半の猛烈なプッシュによりタイムを稼ぎ,最終SSで逆転する結果となりました.
- 順位はともかく,試験装置の経路を図面に落として試験装置のイメージを掴むこと,各作業工程における真空空気,圧縮空気および脱気水の流れ方,圧力の調整方法等を学習するには最適な学習教材だったと思っております.ちなみに,各ステージの設問は次年度以降も使用しますので内緒にしておきます(大会主催者より).
Car No. #1 #2 #3 #4 #5 Driver Hashimoto Matsumoto Tazaki Sato Tosaka SS1 5 4 0 3 1 SS2 5 1 2 4 3 SS3 4 2 0 5 3 SS4 5 2 1 5 5 SS5 4 2 1 3 5 SS6 4 2 4 2 5 SS7 3 4 2 1 5 SS8 3 4 1 2 5 SS9 4 3 1 0 5 SS10 5 3 1 1 5 SS11 4 2 1 3 5 Total 46 29 14 29 47 Ranking 2 3 5 3 1