2006/12/14 の調査 (14th December, 2006 Investigation)


長野の地質コンサルタント会社の協力を得て,岩倉山と虫倉山の地すべり跡を調査しました.上空からは見ていましたが,実際に歩いてみると本当に大きな地すべりであることが理解できました.この大きな土塊は安定しているようですが,土塊内は水が豊富にあり,小さなすべりが発生しているようです.

岩倉山の地すべり

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末端部全景
No. 1
浸食
No. 2
涌池
No. 3
涌池上部
No. 4
斜面上部
No. 5
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斜面上部
No. 6
擁壁
No. 7
試料採取
No. 8
涌池神社
No. 9
試料採取
No. 10
  1. 流れている川が犀川で,中央奥で民家のある丘が岩倉山地すべり(ほぼ西の方向にすべった)の末端部です.この土塊により犀川が堰き止められました.
  2. 犀川により,斜面下はかなり浸食されていることがわかります.このような浸食で,斜面下部が不安定になります.
  3. 地すべり土塊の中には大きな池(涌池)があります.奥の斜面は崩れているようで,対策が施されています.
  4. 涌池から斜面上部を眺めたところです.さらに斜面上部の方に入っていきましょう.
  5. 斜面上部に登ってきました.下に涌池が見えます.
  6. だいぶん登ってきました.下に涌池が小さく見えます.
  7. 斜面勾配が急ですので,地すべり地の滑落崖にあたるのでしょうか.道路があり擁壁で保護されています.
  8. 滑落崖と思われる場所から試料を採取しておきます.砂質土です.
  9. さらに登っていくと,涌池神社がありました.結構立派な神社です.
  10. ここまでくると,未崩壊地と考えられます.試料を採取しておきます.風化した砂岩です.

岩倉山の斜面崩壊

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斜面崩壊
No. 11
砂岩
No. 12
地下水
No. 13
滑落崖
No. 14
試料採取
No. 15
  1. 水篠橋の東の斜面が崩れています.夏の豪雨のときに崩れたようです.
  2. 崩壊地を登っていくと,このような砂岩が転がっていました.
  3. 崩壊地からは水が流れ出ており,水を多く含んだ斜面であることがわかります.
  4. 滑落崖です.ここから試料を採取してみます.
  5. 表層の酸化した土を取り除きます.細粒土を含んだシルト質土のようです.

虫倉山など

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岩倉山(北西)
No. 16
虫倉山
No. 17
虫倉山
No. 18
不動滝
No. 19
アンカー
No. 20
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虫倉山
No. 21
虫倉山
No. 22

No. 23
地形
No. 24
滑落崖
No. 25
  1. 岩倉山で北西方向にすべった地すべりです.平になったところには集落があります.
  2. 虫倉山伊折の地すべり跡です.棚田として利用されています.
  3. 横から見てみました.なだらかな地形であることがわかります.下部は土砂が流れたような感じでしょうか.
  4. 虫倉山に登っていくと,滝(不動滝)がありました.水が豊富であることがわかります.
  5. 次の地すべり地へ移動するため,東へ向かっている途中に,アンカー擁壁がありました.
  6. 弘化地震供養の塔がありました.いわゆる善光寺地震です.多くの方が亡くなられたそうです.
  7. 虫倉山藤沢の地すべり跡を上から見ています.ここらの土塊も動いたと推測されます.
  8. このような岩がゴロゴロしています.
  9. この地形,斜面上部で,ズタズタになった地形のような気もします.
  10. 滑落崖と考えられます.現在は,オフロードバイクのトライアルランドとして利用されているようです.


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