2004/12/10 の調査 (10th December, 2004 Investigation)
はじめに
中央大学の石原先生,國生先生らと一緒に山古志村を種芋原から寺野まで南下してみました.そこに行く途中,小平尾に現れたという断層も見学しました.
小平尾の断層
- 国道352号線沿い,小平尾に現れたという断層を見てみました.水が張ってはじめてわかったというだけあって,わかりにくいです.確かに段差になっているみたいです.
- 水がないと確かにわかりませんね.
- 途中建設中の広神ダムを見学してみました.こちらは被害がないようです.しっかりしたところに造っているということでしょう.
寺野の大地すべり
- 寺野の大地すべりによる河道閉塞です.左側が寺野の大地すべりとなります.
- 急ピッチで復旧されています.
- 芋川の水位がかなり上がっています.近づいてみましょう.
- 道路も完全に水没していますね.
- 擁壁のようなものが転がっていますが,何がどうなっているのやら...
- 天然ダムの水位がこれ以上上がらないように河道を造っています.
- 新たに造った河道で土砂が削られないようにトンパックとテトラポットを敷き,上からコンクリートを流しています.すべてヘリ輸送です.ものすごく高価でしょうね.
- 地すべりの全景です.山が動いたといった感じです.所々,土塊がそのままの形で残っています.
- 地すべりに向かって右側面ですが,滑らかな泥岩層が出てきています.
- 滑落崖です.大きく落ち込んでいます.ここも上には池があったのですね.
県道24号線を南下(池谷方面へ)
- 岩盤ずれすべりです.きれいにずれています.
- 横方向,やや右下がりに傾斜した地層が出ています.
- 黒っぽい泥岩層です.同じくやや右下がりに傾斜しています.
- 道路崩壊で,ライフライン(水道管でしょうか)が見えています.
- 泥岩の他,非常に軟らかい砂岩があります.
- 道路崩壊で電柱も谷に落ちています.
- 道路崩壊の下で,池も決壊しています.池は中央部がえぐれて決壊する場合が多いですね.
- 崩壊土砂が河道を閉塞しています.
- 完全に道路が崩壊しています.向こうには牛舎らしきものが見えています.今回はここまでとします.
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