2004/11/17 の調査 (17th November, 2004 Investigation)
はじめに
東京大学の東畑先生らとユタ大学(USA)のメンバーと一緒に,国道291号線(浦柄)より山古志村の調査に入りました.
羽黒トンネル周辺
- 山古志村役場に到着しました.こちらも地盤沈下等の被害を受けています.
- さて,準備を整え出発です.
- 道路に埋められたライフラインも被害を受けているようです.
- 車も土砂に埋まってしまっています.
- 羽黒トンネルの東側出口付近の盤ぶくれです.トンネル横断方向に路盤が盛り上がっています.
- トンネル出口です.これから先,どんな風景が広がっているのでしょうか.
- トンネル坑口です.地山が落ちてくるなどかなりいかれています.
- トンネル坑口周辺には牛さんが集められていました.牛さんも大変です.
県道23号線,楢ノ木方面
- 自販機が無惨にも荒らされています.これは閉じこめられて飲み水に困った住民がやったのでしょうか?
- 斜面崩壊で車が落ちてしまっています.
- 大規模斜面崩壊です.河道閉塞の原因にもなっています.上に見える建物は牛舎です.かろうじて助かっています.
- 崩壊した土砂が下に流れ出して河道を塞いでいます.ここには県道23号線が通っているはずなのですが,跡形もなくなっています.
- 牛舎の方から斜面崩壊を見てみました.未固結の砂質系なんですよね.いかにも弱そうです.斜面の中程に黒いものが動いています.なんでしょうか?ズームしてみましょう.
- なんと牛さんがいます.どうやって降りた(落ちた?)のでしょうか?それとも土塊と一緒にすべってきたのでしょうか.
- すべった土砂が河道閉塞を引き起こしているのがわかります.
- 牛舎に多くの牛が取り残されています.牛の救出が行われていました.このような入れ物に牛3頭入れます.
- 後はヘリで吊り下げて救出です.
県道24号線,池谷方面
- 道路が完全に寸断されて,土砂が流れてきています.ライフラインも被害を受けていることがわかります.
- 無惨にも牛が落ちて死んでしまっています.
- 家屋が完全に倒壊しています.
- 道路に家屋が落ちてしまっています.擁壁もガタガタです.
- この家屋,車の上に落ちていますね.
- 雪崩防護柵も被害を受けています.赤い防護柵の方が被害が甚大です.古くて基礎がしっかりしていないのでしょうか.
- すべりで道路が大きく陥没しています.
- 表層すべりが起こっています.下に見える牛舎に,3週間ぶりに行ってみると牛はまだ生きていたそうです.とりあえず水をやってきたとのこと.冬は越せるのでしょうか.
- ここでも土砂が河道を塞いでいます.道路も寸断されていますので,本日はここまでとします.
羽黒トンネル坑内
- 羽黒トンネル西側坑内です.クラックが走っているのがわかります.
- 側壁も飛び出してきています.
- これはなんの穴でしょうか.
- やっと役場前に帰ってきました.地獄絵図を見ているようでした.
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