2004/11/6 の調査 (6th November, 2004 Investigation)


はじめに

この日は土木学会の調査団として,日本道路公団にお邪魔しました.関越自動車道の越後湯沢長岡間の被害を見学しました.今回の地震では,このような高規格道路も被害を受けました.後で質問したところ,
"緊急復旧" 1. パトカー,消防車,救急車 2. 緊急物資(50km/h)
"応急復旧" 1. 一般車(70km/h,警察により50km/hに制限される) 2. 四車線(80km/h)
"本復旧"  通常の高速道路
として復旧していくそうです.今回は,地震発生後,19時間で緊急復旧ができたということです.

関越自動車道

Niigata1106101 Niigata1106102 Niigata1106103 Niigata1106104 Niigata1106105
説明会
No. 1
盛土崩壊
No. 2
地形は?
No. 3
越後川口橋
No. 4
岩盤崩落
No. 5
Niigata1106106 Niigata1106107 Niigata1106108 Niigata1106109 Niigata1106110
開き
No. 6
噴砂
No. 7
開き
No. 8
盛土
No. 9
沈下
No. 10
Niigata1106111 Niigata1106112 Niigata1106113 Niigata1106114 Niigata1106115
天皇
No. 11
天皇
No. 12
芋川橋
No. 13
テールアルメ
No. 14
液状化跡?
No. 15
Niigata1106116 Niigata1106117
裏込め
No. 16
はらみだし
No. 17
  1. まず,日本道路公団湯沢事務所で説明を受けました.
  2. 堀之内PAより2km長岡よりの盛土崩壊現場です.すでに復旧が進んでいます.
  3. 盛土崩壊の逆方向です.どうしてこちら側が崩壊したか?谷,沢地形にも見えますが,微妙なところです.
  4. 越後川口橋の被害です.間が開いてしまっていますが,接触したりもしたのでしょうか?コンクリートが砕けています.支承も被害を受けているようです.
  5. 信濃川の崖も崩落しています.揺れが強かったことがわかります.
  6. ボックスカルバートが開き,間から土が漏れてきています.結構大きな石も多いんですね.
  7. 液状化で土砂が吹き上がった跡が見られます.
  8. こちらも大きく開いています.あまり土砂は漏れていませんね.
  9. 盛土も大きくたわんでいるのがわかります.
  10. 支柱の部分では地盤沈下が起きています.
  11. 天皇が被災地を訪問されているときにばったり出くわしました.どんな車に乗っているのでしょう?白バイ,パトカーの後にマイクロバス...
  12. マイクロバスに乗っておられました(写真の掲載は控えておきます).ご苦労様です,と声をかけていただきました.
  13. 芋川橋もこのような被害を受けています.
  14. 堀之内PAのテールアルメ盛土も被害を受けました.全体的にはらみだし,スキンが飛び出しています.
  15. 盛土上部(裏込め)では噴砂のあとも見られました.かなり地下水位が高かったと思われます.
  16. テールアルメの裏込めの部分です.前にはらみだしたため,柵の下には沈下が生じています.写真右側には地山斜面がありますが,こちらも少し動いたそうです.
  17. テールアルメ全景です.写真からははらみ出しがわかりませんが,下の方をトンパックで押さえて応急措置を取ろうとしています.ほとんど全域に渡り,変状が生じているので,復旧ではすべて解体するということでした.
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