2004/11/6 の調査 (6th November, 2004 Investigation)
はじめに
この日は土木学会の調査団として,日本道路公団にお邪魔しました.関越自動車道の越後湯沢長岡間の被害を見学しました.今回の地震では,このような高規格道路も被害を受けました.後で質問したところ,
"緊急復旧" 1. パトカー,消防車,救急車 2. 緊急物資(50km/h)
"応急復旧" 1. 一般車(70km/h,警察により50km/hに制限される) 2. 四車線(80km/h)
"本復旧" 通常の高速道路
として復旧していくそうです.今回は,地震発生後,19時間で緊急復旧ができたということです.
関越自動車道
- まず,日本道路公団湯沢事務所で説明を受けました.
- 堀之内PAより2km長岡よりの盛土崩壊現場です.すでに復旧が進んでいます.
- 盛土崩壊の逆方向です.どうしてこちら側が崩壊したか?谷,沢地形にも見えますが,微妙なところです.
- 越後川口橋の被害です.間が開いてしまっていますが,接触したりもしたのでしょうか?コンクリートが砕けています.支承も被害を受けているようです.
- 信濃川の崖も崩落しています.揺れが強かったことがわかります.
- ボックスカルバートが開き,間から土が漏れてきています.結構大きな石も多いんですね.
- 液状化で土砂が吹き上がった跡が見られます.
- こちらも大きく開いています.あまり土砂は漏れていませんね.
- 盛土も大きくたわんでいるのがわかります.
- 支柱の部分では地盤沈下が起きています.
- 天皇が被災地を訪問されているときにばったり出くわしました.どんな車に乗っているのでしょう?白バイ,パトカーの後にマイクロバス...
- マイクロバスに乗っておられました(写真の掲載は控えておきます).ご苦労様です,と声をかけていただきました.
- 芋川橋もこのような被害を受けています.
- 堀之内PAのテールアルメ盛土も被害を受けました.全体的にはらみだし,スキンが飛び出しています.
- 盛土上部(裏込め)では噴砂のあとも見られました.かなり地下水位が高かったと思われます.
- テールアルメの裏込めの部分です.前にはらみだしたため,柵の下には沈下が生じています.写真右側には地山斜面がありますが,こちらも少し動いたそうです.
- テールアルメ全景です.写真からははらみ出しがわかりませんが,下の方をトンパックで押さえて応急措置を取ろうとしています.ほとんど全域に渡り,変状が生じているので,復旧ではすべて解体するということでした.
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