2008/6/24 の調査 (24th June, 2008 Investigation)
はじめに
3日目の調査になります.調査団メンバーは,酒井氏,植竹氏(以上,防災科研),原氏(和歌山高専),細野氏(豊橋技科大)です.この日の朝に,宿泊先の岩手県一関市を出発しました.国道342号や奥州市にアプローチする予定です.
国道342号
- 国道342号,矢櫃ダム周辺の人道橋(昇仙橋)の崩落です.岩盤ごと抜け落ちています.
- 矢櫃ダム周辺の斜面崩壊です.崩れた土砂が国道342号を閉塞しています.
- ものすごく大きな岩も露出しており,危険な状態です.
- 矢櫃ダム周辺の岩盤崩落です.
- 亀裂が入っていたか,黒っぽい滑らかな面が発達しており,弱面になったと考えられます.
- 何とか,市野々原に入ってきました.
- 尾根筋の両側(谷筋)の表層が崩落しています.おもしろい形です.
- 斜面崩壊が磐井川を塞いでいます.
- これがメインとなる崩壊のようです.
- たまった水を排水するため,すでに水路が造られています.
- 掘削した水路には,新鮮な泥岩が現れています.元もとの河床でしょうか.
- 水路には,勢いよく水が流れています.
- 磐井川を渡って国道へともどります.
奥州市(県道42号,37号他)
- 岩手県奥州市餅転橋の被害です.アスファルトが大きくめくれ上がったようです.
- 地盤変位により,橋台が傾いています.
- 岩手県奥州市柳沢ダム付近(霧山橋付近)の岩盤崩落です.大きな岩盤がネットを突き破っています.
- 岩手県奥州市本巻橋の段差です.盛土部が沈下したと思われます.
- 周辺に見られた岩盤崩落です.斜面上部は,風化の進んだ岩であることがわかります.
- 岩手県奥州市増沢ダムの被害です.天端にはかなりの変状が見られます.
- ダム側ですが,天端がダム側にずれてきているのがわかります.
RETURN