2004年4月に学生100名以上を引き連れ,合宿研修に行かなければなりません.そのときの見学場所として,卒業生がいる上越魚沼地域振興快速道路の浦川原1号トンネル工事現場を選びました.早速,研究室の学生を引き連れ,視察と打ち合わせをかねて,現場を見学してきました.工事概要は以下のとおり.1.8kmのトンネルに7年は長すぎるのでは??予算の関係でしょうか.
工 期:平成12年12月22日から平成20年3月15日
発注者:新潟県
施 工:鹿島,前田,加賀田特定共同企業体
浦川原1号トンネル工事現場(上越より)入口です.トンネル内に空気を送るコントラファンと砂利置き場も見えます.
トンネル内は仮舗装されているため,ぬかるみなどありません.最近の現場は本当にきれいになりましたね.壁面を見るとわかるように,入り口付近はすでに覆工コンクリートが打たれています.
奥に進んでいくと,壁には防水シートが貼られています.この次に覆工コンクリートを打つわけですね.
さらに進んでいくと,あばらのような支保工に吹き付けコンクリートを吹き付けてあります.ということは,掘削面(切羽)も近いですね.
トンネル掘削時に活躍する重機たちです.おっ,ロードヘッダーS200の勇姿も(2枚目).ちなみに私の車はS202.関係ないですけど.
ようやく切羽の部分が見えてきました.入口から約1km,トンネル長1.8kmの約半分掘り進んでることになりますね.ここは,軟弱な砂質層なのでAGF工法が使われています.
入口に戻ってきました.通常なら,長靴はぬかるみでドロドロ,足をとられてヘトヘトに疲れるのですが,仮舗装のため本当に歩きやすかったです.粉塵もほとんどなくマスクも必要なかったです.
ここで,トンネル工事において発生する濁水を処理しています.処理後は川に流すそうです.環境にも気をつけております.
トンネルから延びる道路の盛土部です.あまり進んでいませんね.この道路が上越から六日町までつながるのはいつになることやら.