電子メールの書き方・送り方


電子メールの書き方

 電子メールのみならずSNSを含めたコミュニケーションツールを普段多くの学生が利用しているとは思うが,はたしてネットワークを利用するときのマナー(ネチケットと呼ばれる)について熟知していると言って良いだろうか? 特に,本学を卒業・修了し,就職した時にその実力が試されるはずである.

 本学では,入学時に学籍番号に対応した「stn」アカウントが一つ与えている.今後の教育・研究活動においては,必須のツールであることは言うまでもないが,特に,大学院1年時の就職活動においては,その使用方法を誤ると,思いがけない問題を起す場合がある.そこで,ここでは,電子メールの使用方法について再確認することとする.

 下に示した図は,例としてThunderbirdのメール入力画面に文章を入力したものである.図を見ながら下記注意点を再確認すること.時と場合によって,メール文面は様々変化するが,基本的な部分は変わらない.友人や家族との連絡であっても,普段からの決まりごととしてメール作法に従ってメールすると良い.

イラスト1
  1. 「差出人」は,国内で主に使用する場合は,送った先で直感的に確認できるように,飾らずフルネームで差出人の名前を設定すると良い.
  2. 「宛先またはTo:」は,メールの送り先を指定する場所である.アドレスの誤記に注意すること.複数ある場合は「,コンマ」で区切って指定しても良い.
  3. 「CC:」は,Carbon Copyの略である.宛先以外に知らせる場合に指定する場所である.宛先にはCCで指定したアドレスが開示される.念のため程度であれば,本文中に名前を記することは不用であるが,責任は無いにしろ宛先と同様に知らせたい場合は,本文中の宛先氏名の次の行に「CC:山田様」というように明示すると良い.
  4. 「BCC:」は,Braind Carbon Copyの略である.CCとの違いは,宛先とCCにはアドレスが開示されないことである.例えば,他人にアドレスを知らせたくない場合や,大勢のアドレスにメールを送る際に使用する.
  5. 「Reply-To:」は,メールの返信先アドレスを指定する場合に使用するものである.特に,メーリングリストアドレスを用いてメールを送信する場合に,自分のアドレスを指定することで,送り先の人がメーリングリストに誤って返信することを防ぐことができる.
  6. 「件名」は,本メールのタイトルを指定する場所である.長々書かずに簡潔に伝えたいことを記すること.件名を読んだだけで伝えたい内容が理解できるものとする.
  7. 「本文」は,トップダウン式で記述すると良い.具体的には,宛先氏名(企業の場合は,技術支援センター御中等とする),挨拶文を書いて,メールを送った最大の理由を先に書いてから,詳細を書くようにする.最後も挨拶文を必ず付けること.

電子メールの送り方


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