Excel関数について


Excel関数とは

Excel関数とはExcelのシート上で使えるツールの1つです.数学の関数と同じように 値を渡すとそれぞれの関数に決められたルールに従い計算結果を返してくれます(数学と 異なり文字列などのデータも扱えます).関数はExcelの非常に重要なツールであり、 関数を使いこなせるようになることで、より深くExcelを使えるようになります.

Excel2013には500個近い関数が搭載されており、以下のように分類されています.
この演習では、データ整理を行なう上で、比較的使用頻度の高い関数について解説を行ないます.

関数の一般的な書式

Excel関数では関数ごとに必要な引数の与え方が決まっています.代表的な変数の与え方を以下に示します.
  1. 一つの値を与える場合
    一般形:
    = 関数名(値)
    
    使用例:
    = ABS(A1) … A1セルの値の絶対値を求める
    
    ※引数は必ず関数名に続くカッコの中に書きます.

  2. 複数の値を与える場合
    一般形:
    = 関数名(値1, 値2, … 値n) または = 関数名(区間の開始値:区間の終了値)
    
    使用例:
    = SUM(A1, B1, C1) または = SUM(A1:C1) … A1〜C1セルの値の合計を求める
    
  3. 値と操作を行なう条件値などを与える場合
    一般形:
    = 関数名(値, 条件値)
    
    使用例:
    = ROUND(A1, 3) … A1セルの値の小数点以下3桁目を四捨五入する
    
  4. 論理式によって求める値を変える場合(条件分岐)
    一般形:
    = 関数名(論理式, 真の場合, 偽の場合)
    
    使用例:
    = IF(A1<0, B1, C1) … A1セルの値が負の場合はB1セルの値を求め、それ以外の場合はC1セルの値を求める
    
  5. 複数の対象となる(検索や操作を行なう)値や値の範囲、条件などを与える場合
    一般形:
    = 関数名(検索範囲, 条件値(論理式), 操作範囲)
    = 関数名(操作範囲, 検索範囲, 条件値(論理式))
    …などパターンはいろいろあります.
    
    使用例:
    = SUMIF(A1:A3, "<>0", B1:B3) … A1〜A3セルの値が「0でなかったら」それに対応するB1〜B3セルの合計値を求めるる
    = SUMIFS(C1:C3, A1:A3, "<>0", B1:B3, "<>0") … A1〜A3セルの値が「0でなく」それに対応するB1〜B3セルも「0でなかったら」C1〜C3セルの合計値を求める
    


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