中空ねじりせん断試験装置.外径8cm,内径5cm,高さ16cm.自作の制御プログラムを組み込んでおり,様々な応力状態が再現できます.さらに二重セル構造になっており,加圧板法による不飽和土の実験も可能です.
三軸せん断試験装置.ギャップセンサーで局所ひずみが測定できます.セル圧のかかった状態でもギャップセンサーの位置を調整でき,圧密で大変形する土に対しても,容量の大きいセンサーに変えることなく対応できます.
三軸せん断試験装置.自作の制御プログラムを組み込んでおり,K0圧密など様々な試験が可能です.さらに二重セル構造になっており,加圧板法による不飽和土の実験も可能です.
リングせん断試験装置.テフロンコーティングの周面リングを用いており,周面摩擦の軽減をはかっています.鉛直力とトルクは従来型の測定方法(Bishop type)の他に,試料下部に鉛直力,トルク兼用ロードセルを設置することにより,信頼性を高めるようにしています.
一面せん断試験装置.せん断中,上箱と下箱の間隔を一定に保つことも可能です.鉛直応力を,せん断箱下に取り付けたロードセルにより測定し,軸変位をモータで制御することにより,定圧試験,定体積試験とも可能です.
孔内リングせん断試験装置.現在室内で調整中ですが,最終的には原位置ボーリング孔での使用を考えています.明治コンサルタント(株)と共同で開発しています.今後,実験方法確立や精度向上のため姿形が変わっていくことが予想されます.
3m x 3mの水平2軸振動台です.なぜか実験は決まって冬場.外は雪が深く積もっています.白い息を吐きながらの準備です.砂ぼこりまみれになるんですよね.若くなければ,やってられません.最近の学生は...おっと,これは禁句です.
< 試験結果例 >
テールアルメ壁の模型です.材料だけ買ってきて,自分たちで作製しました.結構細かいでしょう.夜中にリン青銅板を切っていた時,誤って手を切ってしまって緊急病院に担ぎ込まれた学生もいました.まさに,汗と涙と血?の結晶です.
実験関係の学生部屋です.私の部屋に負けないくらい散らかっていますね.天井にはクレーン用のレール,本棚の後ろに隠してありますが,壁には大型機器搬入用のシャッターがあります.冬はこのシャッターから風が漏れて極寒です.居室用に作られてはないんですよね.昔はちゃんとした居室があったみたいですが,実験室と離れていて不便だったため,そのうちここに学生が移り住むようになったと聞いています.古くからいる先生やOBにこの部屋のことをよく聞かれます.昔から名物部屋だったみたいですね.ご心配なく?まだこの伝統は受け継いでいます.最近はこの部屋を見ただけで逃げ腰になる学生が多いのが悩みの種です.
そういえば学生がほとんどいないみたいだけど,みんな実験かな?えっ,なに,スキーに行った.